小野田翼選手にインタビューさせていただきました。
以下、ご覧ください。
1、ニュージーランドで現在何をしていますか?所属クラブ、仕事について教えてください。
今は、ニュージーランドの大学 ( Auckland University of Technology / オークランド工科大学 ) でビジネスを学んでいます。
今年はNZのウィンターリーグ1部の Bay Olympic というチームに所属してました。
2、どのような経緯でニュージーランドでサッカーをすることを決めましたか?
高校2年生の時に、自分が通っていた高校 (郁文館グローバル高校)が1年間全員留学するシステムで、NZのハミルトンという街に留学しました。
その留学中にAuckland City FC でプレーする岩田卓也選手とお会いさせてもらう機会を頂きました。
彼との出会いで、僕の人生が変わりました。高校卒業して再びNZに戻り、彼のようにFIFAクラブW杯に出場する!と。
3、日本のリーグと比べてレベルやスタイルはどう感じますか?
日本のトップリーグでのプレー経験がないので、一概にここが違うと言えるか分からないですが、レベルで言うとFIFAランキングでも分かるように、日本の方が上だと思います。
ラグビー大国、イギリスからの移民が多いのもあるのか、基本的にはフィジカル重視のDirty Football だと感じます。
4、ニュージーランドでサッカーをやる上で一番苦労していることはなんですか?
身体が小さいので、NZのフィジカルサッカーに苦労する点はあります。
1vs1のデュエルをしても、なかなか簡単に勝てることは出来ないので、いかに獲られないようにボールの位置、ファーストタッチ、ポジショニング等、視野を広げ、フィジカルで勝てない分、違う部分で勝るように工夫しながらプレーしてます。
5、生活は楽しいですか?また具体的にニュージーランドはどのようなところだと思いますか?日本と比較してみてください。
高校卒業して再びNZに来て3年経ちますが、生活はもう慣れてとても過ごしやすい場所です。
気候もよく自然が沢山あり、ゆったりと時間が流れてるように感じます。
今、私が住んでるオークランドは都心で、多くの移民が住んでいて非常にダイバーシティな街です。
一方他の街になれば、現地人が多く住んでおり、あまりアジア系の移民は見ることはありません。
街によって特徴があり、皆さんが思い浮かぶ、羊が多いというのはオークランドではあまり見る機会がないですが、他の街では日常的に見られる機会があると思います。
6、英語は通じていますか?どのように勉強していますか?
高校の1年間留学の際、ルールとして1人1校、オークランド以外の日本人があまりいない街、そして携帯も使えなかったので、日本語を話す人が周りに1人もいませんでした。
そこでの経験があり、語学力も人間力も上がり今では現地の大学にも通わせてもらってます。
よくどうすれば話せるようになるのか尋ねられますが、決して海外に行けば話せるようになるという事はありません。
大事なのは、いかに現地の人とコミュニケーションをとるかです。自分に甘えて常に日本人と交流してもなかなか語学力も人間力も上がらないと経験上思います。
発音や文法を気にすると言う方もいますが、現地の人らは皆さんが思うほど気にしてません。
語学力は自信とコミュニケーションの多さで上がると私は思います。
7、今後の目標、さらにはその先の夢を教えてください。
NZにはウィンターリーグ(NZを4つに分けた地方リーグ)とサマーリーグ(選抜された選手+外国人の全国リーグ、TV中継あり)があります。
まずは、サマーリーグのチームに入ること、そしてFIFAクラブW杯に新しく開催する2021年にNZのチームから出場するのが今の夢です。
それを達成するために、今年(2018)の11月に1ヶ月間スペイン、バルセロナに修行にも行かせて頂きました。
世界最高峰の国で判断力、戦術理解度、技術等多くを学べることができました。それを来季のNZでも活かせるようにしていきたいです。
大学でビジネスを学び、起業やスポーツビジネスにも興味があるので、どうすればこの国がプロリーグになるか、All Blacksのような人気をサッカーにも活かせないか。
色々な視点からスポーツを見てみたいのもあります。
*スペインへ武者修行する小野田選手
8、好きな言葉(座右の銘)と、自分がいつも心掛けていることを教えてください。
“ Step out of your comfort zone “
自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出す
コンフォートゾーンとは、自分の居心地の良い場所を表します。
つまり、変化のない安全の場所です。
リスクを冒さないということも同じだと思います。
でも成長という観点からいうとそこから一歩踏み出さなきゃいけません。
そうすることで人間としての幅が広がるはずだと私は思います。
選手としてだけでなく、人間としても成長したい。
その為には環境を変えたり、あえて厳しい道を選ぶことです。
スペインに1ヶ月行って、多くの刺激を受けました。
これからも常に刺激を受け、成長、挑戦し続けたいです。
9、最後に、これから海外に飛び立とうとする若者にアドバイスをください。
まだ20歳で自分より年上の方も読んでるかもしれませんが、どんな環境にいる人でも、どんな位置にいる人でも、可能性はあると思います。
何かを学ぶためには、自分で経験する以外に良い方法はないです。
自分の目標、夢に対して、出来るんだと引き寄せの法則に従い、チャレンジすることは必ず上手くいくと思い込むことです。
応援はお願いするものでなく、応援するに値する存在であることで、自分自身も価値のある必要とされる人間になっていきます。
前に進む気持ちがあればいくらでも楽しめます。
小野田選手、ありがとうございました。
今後の活躍に期待しています。頑張ってください‼︎
2019.3.29
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