先生になって東北の子ども達に夢を与えたい〜丹野賢貴、スペインで培った将来のビジョン〜

スペインフットサルリーグで活躍している丹野賢貴選手(3inkfutsal所属)にお話を伺いました。

秋田生まれ、山形育ちの丹野選手は、一年の多くの時間を室内練習に費やすことになる東北の子ども達が、自分のが頑張ることによって、大きな夢を持って頑張って欲しいという思いがあるそうです。

以下、丹野選手からのお話です。

− 丹野選手、本日はよろしくお願いします。まず、今、スペインでフットサルの選手をしている丹野選手ですが、どのような生活をされていますか?

「 “サンクガット”というクラブに所属しています。練習は週に2〜3回なので、それ以外の時間は語学学校に通ったり、バルセロナで定期的に開かれる日本系のお祭りのお店を手伝ってバイトさせてもらったりしています。基本的には語学の勉強をずっとしていますね。 」

− なぜ、スペインにフットサル留学をすることを決めましたか?

「 そもそも先生になろうとしてて…。

教育実習に行った際に自分の担任の先生はとてもいい先生で、すげー!こういう先生になりたいと思ったんです。

ところが、その時の隣のクラスの先生は、30歳後半で初めて教員になった先生で、そのように苦労した先生がいるんだなと思う反面、実際授業を見てみると、子供に対して主観的に評価をする先生で、その方針に疑問を抱きました。

受容する態度というか、人間的うつわというか、教育者たるもの人間性というのはとても大事だなと思いました。

その時、ふと、自分が先生になるんだったら、子供たちの良いところを見つけたり苦手なところを一緒に楽しむくらいの余裕のある先生になりたいと思ったんです。

だから大学を卒業してそのまま教師になるならないで、1回海外に行って、世界とはどんなところなのかを知ってから先生になろうと思いました。

それなら、昔からの夢だったフットサルで海外に行ってプロ選手になることを決意しました。

それと引き換えに友達と遊ばずに毎日トレーニングや勉強もたくさんしました。

みんなと違う目標を目指していたので、大学の同級生からは、いつも不思議そうな目で見られてましたね(笑)

大学卒業前に、自分の実力を試すために湘南ベルマーレの試験を受けました。

結果はテクニックはあるけど頭が悪いから不合格と言われました。

これがすごく悔しくて、更に絶対プロになってやろうとまた決意を改めました。

しかし、プロになると決意し、海外挑戦をする事にしたので、推薦で教師になって安定した給料を取るのもやめたし、保育士にもならなかったし、銀行員も断った。

そのぐらい気合入れて海外挑戦を決めました。」

− 日本のリーグと比べて、レベルやスタイルはどう感じますか?

「 “Move” がすごい上手だし、日本でやっていた時よりもプレースピードも速いし、考えながら走る習慣をつけるまでほんとに大変でした。

それぞれのチームでボールの回し方が違うので、開幕前から練習に参加できるとかなり丁寧に教えてくれます。

日本では、“move” はあまり丁寧に教えてもらえなかったので、毎日発見の連続でした。

1番面白いのは、選手一人一人が戦術な細かいところまで理解していて、教え合いをすることです。

もしくは監督との意見交換が活発なところです。

これが1番の驚きでした。

ディフェンス面でも大きく違うところがあって、1対1でディフェンスをするときの距離が日本より近いです。

なので、最初は得意なドリブルもなかなかできず、ほんとに苦戦しました。

フットサルのゲームの形式上一人一人がディフェンスを理解して連動するのは最も重要なことの1つです。

日本では、そこまで詳しく習わなかったので、ディフェンス面はほんとに苦労しました。

スペインには、年功序列もないし、空気を読むみたいな習慣がありません。

そして、みんなセレクションを受けて入ってるので、監督も欲しい選手だったり使い方をイメージして選手をとっているので、とても大事にされます。

上手くなりたい人はどんどん上に行けるし、下手な人もいっぱい質問すれば上手くなれるんで、ほんとに自分次第です。」

− スペインでフットサル選手をやる上で、一番苦労していることはなんですか?

「先ほどのことと繰り返しになってしまいますが、ディフェンス面では、距離感や連動すること、オフェンス面では、“次のプレーをイメージして走ること” これがすごい難しいです。」

− スペイン語は通じていますか?また、どのように勉強していますか?

「最低限通じていますね。

冗談を言うこともできるようになってきたので、友人関係を作るのもより簡単になってきました。

日本語を勉強したいスペイン人も多いので、そういう人たちと友達になって、語学勉強を交換し合っています。

勉強法としては、渡された教科書を一旦全部読む。

そして、わからない単語を全部調べて教科書を理解するように勉強しました。

家もスペイン人と一緒なので、学校終わりに、今日の出来事をスペイン語で話すのを習慣にしていました。

8ヶ月で語学学校のクラスのレベルを5つ上げられました。

もし一緒に勉強したいなんて人がいたら、ぜひ直接僕を訪ねてください。」

− 今後の目標、さらにはその先の夢を教えてください。

「直近の目標は、今のチームでこのシーズンで15ゴール決めることです。

そして、サンクガットのトップチームに上がることです。

サッカー以外の面では、バルセロナの大学院に入り、スペインの教育論を学び、どのように子どもを育てるのかを研究したいです。

夢は、どこの国でもいいから、選手として少しでもお金をもらい、プロ選手になることです。

その後は、教師になって、東北でたくさんサッカー教室を開いて、東北でも全国レベルになれる子供達の育成に協力できるようになりたいです。

自分の生まれた秋田県旧田代町の町おこしをしたい。

田舎の子供達に夢を与えたいです。」

− 好きな言葉(座右の銘)や自分がいつも心がけていることを教えてください。

「座右の銘は、吉田松陰の “今日よりぞ幼心を打ち捨てて、人となりにし道を踏めかし” と言う言葉です。

謙虚と感謝、男らしく、爽やかに生きることを大切にしています。

心がけていることは、“ ¡いつも心はabrirで! ” です。

スペイン語の先生にもらった言葉です。

abrirは、英語のopenと同じ意味です。

心を開いて全てを楽しめって意味ですね。」

− 最後に、これから海外に飛び立とうとする若者にアドバイスをください。

「 “目の前の壁が遠くにいる時はすごい大きい壁に感じるけど、近づいてみたら意外と自動ドアだったりするかもしれないよ” とナオトインティライミが言っていました。

まずは悩まず明日リュック背負って、ナオトインティライミを聞いて飛行機に乗りましょう。

心配無用!話はそれからです!」

− 丹野選手、本日はありがとうございました。夢に向かって頑張ってください。

TWINKLES事務局

2018.11.29

 

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