進藤雅也選手のインタビュー記事を掲載致します。
『 どんな環境でもコツコツと!!〜ずっと続けてきたサッカーにこれからも全力で〜 』
尚志高校ではキャプテンを務め、全国高校サッカー選手権にも出場しました進藤雅也くんにニュージーランドでの生活や現地のサッカー事情についてお話を伺いました。
若くして海外でたくさんの経験を積む進藤くんの今後がとても楽しみになりました。
ー 進藤くん、本日はどうぞよろしくお願いします。
まず、現在ニュージーランドで何をしていますか?所属クラブや仕事について教えてください。
「よろしくお願いします。今シーズンは、サッカー選手として、WinterリーグのAlbany AFCでプレーし、語学学校で英語の勉強とTAKUMIアスリートアカデミーで指導の勉強をさせてもらってます。
仕事はKenという日本食レストランで働いて生活しています。」
ー どのような経緯でニュージーランドでサッカーをすることを決めましたか?
「最初はニュージーランドに英語を学びに来ただけでしたが、19年間生きてきて、いきなりサッカーをやめたら自分が空っぽになった感じがして…
それで、もう一度プレーしたいと思い、結局また始めました。」
ー 日本のリーグと比べてサッカーのレベルやスタイルはどう感じますか?
「正直な感想、日本のトップレベルの方がレベルは高いです。コーチングも日本の方がしっかりしているように見えます。
ですが、NZならではの考え方があり、面白いです。NZの人はみんなサッカーを心から楽しんでいます。それが一番大事ですね…(笑)」
ー ニュージーランドでサッカーをやる上で一番苦労していることはなんですか?
「やっぱりコミュニケーションですね。言葉が通じないと辛いです。
僕は声出してプレーするプレーヤーでしたが、NZではそれが全然出来ず、自分らしいプレーが出来ませんでした。
あとはフィジカルですね。高校時代に結構筋トレをして、パワーをつけたつもりでしたが、勝てない時の方が多かったです。
さすが海外って感じでした。」
ー 生活は楽しいですか?また具体的にニュージーランドはどのようなところだと思いますか?日本と比較してみてください。
「とても楽しいです。
たまに語学学校のイベントなどにも参加しています。
快適に暮らしているが故に、海外にいる感じがそんなにしません。
オークランドに住んでいますが、沢山の国の人がいて日本人も沢山います。
自然も豊かでいいところです。」
ー 英語は通じていますか?どのように勉強していますか?
「語学学校に通ってますが、友達と話すのは簡単にできるようになりました。ただネイティヴスピーカーと話す時は、結構きついですね。話すスピード、発音、全てが違います。
あのレベルに達するのは相当先のことですね…。(汗)」
ー 今後の目標、さらにはその先の夢を教えてください。
「今後の目標はNZでまず英語と指導経験を沢山積むことです。
僕は指導者としては初心者なので、とにかくいっぱい経験を積みたいと思っています。
夢は海外のプロクラブの監督になることです。」
ー 好きな言葉(座右の銘)と、自分がいつも心掛けていることを教えてください。
「心がけてることが二つあります。
一つは何事もやるからには全力で前向きに。
もう一つはどんなところにいても自分を曲げずにコツコツやるとこです。
これはNZに来てから、改めて大切だと思っていることです。英語、指導者、僕はどちらも初心者です。
一気に伸びるわけはありません。なのでコツコツやります。」
ー 最後に、これから海外に飛び立とうとする若者にアドバイスをください。
「僕は19年間しか生きてませんが、自分の思った通りにならないことがほとんどでした。
人生はそういうものだと思います。
ですが、そこで折れずに進んでくことが大事だと思います。
綺麗事、言い訳は正直いくらでも言えます。
泥臭く自分の決断を信じて一緒懸命にやりましょう。僕もそういう生き方をしていこうと思います。」
ー ありがとうございます。これからも頑張ってください。
「ありがとうございます。」
*
最後に本人の希望で後輩にメッセージを残し、席を後にしました。
☆☆ 進藤くんより、選手権に出場する尚志高校の後輩にメッセージ
「自分の力を精一杯出し、選手権で目標である全国制覇を目指し、頑張ってください。
またその後に新しい目標を見つけてください。
遠くから応援しています。頑張れ!!」
*
完
TWINKLES事務局
2017.12.14